国際通りから徒歩５分の桜坂にあるチャンプルー荘は、素朴で温かみある空間。道路に面したオープンなロビーでは、昭和の雰囲気あふれる桜坂で、お客様同士はもちろん、地元の方とのふれあいが体験できるかも。

オーナー砂川さん
　沖縄出身のオーナー砂川さんは、旅行が好きで東南アジアをはじめ、様々な国へ海外旅行をしていた。旅行した先々で、同じ旅行者や地元の人と気楽に語り合えるゲストハウスのすばらしさに感銘をうけ、沖縄でゲストハウスを開こうと決意。沖縄の中でも、昭和の雰囲気漂う桜坂に魅かれて、半年かけて今の場所を見つけ出した。
　「周りの商店街やお店で働く人には一体感があります。」と語る砂川さん、実際にまわりの人がお客様を紹介したり、宿泊しているお客様と気さくに話しかけたりしてくれているそうだ。砂川さんは、チェックアウトされるお客様に、「いってらっしゃい」と挨拶をかけ、お客様にとって沖縄のお家のような宿になるよう心がけている。

一階のロビーは、桜坂の道路に面したオープンな空間。
旅好きな人が多く集まるチャンプルー荘では、お客様同士が旅の話題で盛り上がる。周りで働いている地元の人たちも、仕事が終わると顔を出してくれることが時々あるそうで、地元の人との沖縄や、桜坂の情報交換の場となっている。
お客様が紹介してくださる場合もあり、大分・別府のお客様が、地元で外国のお客様にチャンプルー荘を紹介。実際利用いただいて、名古屋のお客様と仲良くなり、今度は、そのお客様の自宅に招待。家族みんなでおもてなししてそのまま名古屋空港から帰国したという話もある。チャンプルー荘から始まった出逢いは、お客様同士で、関東チャンプラーOFF会、関西チャンプラーOFF会として、全国に広がっている。 お客様が書いた詩を見せていただいた。
「人と人との出逢いが、奇跡を生む」。
チャンプルー荘はそんな空間のようだ。

客室は、２階男性専用、３階女性専用、４階が個室となっている。
ダイニングルームとはわかれているので、休みたい方はそのまま 上の階でゆっくり休める。

　国際通りや平和通りに近く、牧志公設市場もすぐそこのチャンプルー荘だが、なんと言っても、桜坂のノスタルジックな空間が魅力的。
新たな文化の発信地として注目されている桜坂は、旧作・新作の映画や、社会派や芸術系の映画など、多数のラインナップで展開している映画館の桜坂劇場、古い町並みの中には、若者向けの個性的なカフェやクラブが加わり、再び注目を集めている街だ。

これからも変わらずにこの宿を続けていきたい。大きくしたら、今の出逢い、交流が薄くなってしまう。お客様の記憶にいつまでも残るように続けていきたい。と語ってくれた砂川さん。人と人との出逢いをとても大切にしている宿だった。