オーナーのお子様が書いた看板が目印
パラダイス沖縄の外観
今回ご紹介する民宿は、オーナーのお子様が書いた看板が目印。国際通りに近く、離島へのアクセス拠点、泊港まで徒歩3分のアットホームなゲストハウス。1階のコミュニティーゾーンでは、近所で働く地元の人も交え、沖縄の穴場情報が飛び交います。
オーナーの瑞慶山さん
サラリーマン生活20年以上の経験を持つオーナーの瑞慶山さんは、2007年5月に、「サラリーマンには経験できないもの」を求めて開業。サラリーマン時代には、特定の人や場所、ある程度予測ができるパターン化した生活を送っていた。「今は毎日新たなお客様が訪れ、様々な出会いが生まれ、とても濃い時間を過ごせています、現在は1年がとても長く感じられますね。」と満足そうに笑顔で語った。全国から様々な年代、人々が訪れ、人生の先輩として、またその経験からか、話を交わすうちに自然と色々な相談を受けるという。
どんな人から相談されるのですかと質問すると、20代は、社会に飛び出し、色々なギャップを背負って、ふと沖縄に立ち寄った人。30~40代は、社会的立場を持つ人、また、沖縄移住を考えている人もいるそうです。その為か
リピーターも多く、たくさんの人が瑞慶山さんを訪ねて
きてくれているらしい。
「まるで沖縄のお父さん、兄貴、先輩のようですね」と
話すと、「いや、そんなこと無いですよ」と
照れくさそうに笑って答えてくれた。
コミュニティーゾーン
1階はお客様やスタッフが集うコミュニケー
ションの場所で、お客様は自然とそこに集う。
そこでの出会いがきっかけで、レンタカーを相乗り
して沖縄観光するお客様も少なくないらしい。
何の予定も無くぶらりと来たお客様が、お客様同士
で観光に出かけていく。ゲストハウスならではの
楽しみだろう。
また、道路に面し、オープンになっている為、お客様だけではなく、近くに働く人が自然と集い、様々な沖縄の情報交換の場となっている。
お邪魔したときも、昼食の時間をスタッフとお客様が、楽しそうに過ごされていた。
ここでは、スタッフもお客様同士も気軽に声を掛けあえる空間があるようだ。
看板
建物に入る前に大きな看板があるが、オーナーのお子さんが
書いたものを元に作ったそうだ。家でヤシの絵を何枚も描いてる
うちに、ふと子供に書かせたら、それがとても気に入ったらしい。
温かみのあるこの看板は、今ではオリジナルTシャツとしても
販売している。
清潔感があり、明るい施設
二階にあるフロントに入ると、タイル張りのきれいな床と、吹き抜ける風を感じた。周りに高い建物がない事と、窓がたくさんあるせいか、電気をつけなくても十分な明るさだった。一階には、オーナーが経営するコインランドリーもあり、長期滞在の方にはうれしい。ドミトリーのお部屋は、長いカウンターテーブルも置かれていて、ちょっとしたデスクとして利用できる。一階のコミュニティーゾーンとは完全に独立しているため、旅の疲れもゆっくりとることができそうだ。